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[207] 箱庭2
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マンゴー 2015/3/3 (Tue.) 21:43:04
この豪奢な館と庭園は弟がくれた美しい檻。
そしてこの男は弟が遣わした夫という名の監守。


度重なるキャロルの“事故”にメンフィスはアイシスについに疑いの目を向けた。
咎めることも罰を与えることもせず、王は彼女を忘れるつもりだ。
それは彼女にとって何よりも残酷な――

そうこれは結婚という名の投獄だった。
大エジプト王姉を表立って罰することなど出来なかったのである。

今夜、アイシスを抱くつもりはなかった。
あの誇り高いアイシスが臣下を夫と受け入れるなどできはしまい。
だからといってほっておくことも出来ない。

締め出されることも想定内だった。
その時自分は何を思うのかとは頭の片隅にあったが。

彼女の声を聴いたとき彼は察した。
彼女は同情など望まないと。
彼女の姿を見たとき理解した。

「ご機嫌はいかがか我妻殿」
婚儀の衣装をときもせず、彼女はそこにいた。
冷ややかな目を向け口を開こうともしない。
「今宵はゆっくり休まれるがよかろう。考えることも多くおありだろう。考える時間は永遠にある」
アイシスの片方の眉がぴくりとなった。

ミヌーエは跪き衣のすそを取り上げ口づけた。
「考えることに飽きたら私をお呼びください。忘れさせて差し上げますぞ」
アイシスの目に何かしらの感情が浮かんだ。

ミヌーエの中の何かがはじけた。
ミヌーエの手が衣の裾から侵入しアイシスの足を捉える。
ゆっくり撫で上げてはおろしていく。

「私にできることならなんでも致しましょう。湯水のごとく、とはいきませぬが。例えば」
衣がひざ上まで巻き上げられた。
「メンフィス王のことはお諦めください。まして王妃を亡き者などと無理はおおせになりませぬよう。それ以外のことでしたら何でも」
アイシスの顔に初めて朱がさす。
「離しや」
「離してほしいのですか、本当に?」
「身の程をわきまえよ」
「わきまえておりますよ。私の女王」

「本当に嫌なのでしたら仰ってください。いつでもやめて差し上げます」
「これはいかがですか?どうしましたお辛いのでしたらこの辺りで終わりにしましょうか」
指が離れた途端アイシスははっとしてミヌーエを見た。
ミヌーエの薄笑いを見てその瞳に怒りがともる。
懇願を耐えているようにも見えた。
「やめていいのか、続けていいのか私めにはわかりません」
ミヌーエは肩をすくめて困ったように眉をしかめてみせた。

自分にこんな面があるとは思わなかった。
相手をいたぶるように焦らして愉しむなど。
あとどれほどで彼女の誇りは崩壊し壊れるのだろうか。
それを見てみたい気もしたが、
「お許しを、私の方が限界になってしまいました」
アイシスのそこはすんなりとミヌーエを受け入れた。
「アイシス、あなたの・・・は、すばらしい」
アイシスの短い絶叫が豪奢な部屋に響いた。

[返信]
Re:箱庭2
マンゴー 2015/3/3 (Tue.) 21:49:09
アリはアリポーズで待機中やと思います。
ミ様ただのエロおやじやね。
最初はアイ姉さんのわがままに振り回され爆発するっちゅー設定でしたのに。

[206] 箱庭
[作者検索]
マンゴー 2015/3/3 (Tue.) 18:40:28
「アイシス様の寝室に入ることは許しませぬ」
「これはあくまでも形式だけの結婚」
「将軍にとってアイシス様を妻としただけで無上の喜びと控えなされ」

新婚の夜。
扉の前で新妻の侍女に遮られる惨めな花婿など自分だけだろう。

王の姉を妻とするために広大な敷地の家を与えられた。
それこそ一生彼女と会わずとも過ごせるくらいの。
結婚前の彼は生活のほとんどを主君メンフィス王の警護に費やし自宅へ帰ることなどほとんどなかった。
これからもそうすればいい。
二人の間には愛はおろか、信頼関係さえないのだから。
このまま顔を合わせず一生を過ごす方がお互いの為だ。

だがしかし。

「侍女の分際で私に指図するか。お前こそ控えよ」
ミヌーエは普段の彼らしからぬ凄みをまとわせて侍女を押しのけた。
アイシスに忠実な侍女、アリといったか。
王宮では常に王の影として振る舞い、誰にでも穏やかな面しか見せたことのない男、王家に対して忠実な若い将軍を御し易い相手と見くびっていたのだろう、
アリは一瞬ひるんだものの、ミヌーエが扉に手をかけるとたちまち血相を変えてはるかに大きな男を止めにかかった。
ミヌーエが女一人押しのけるのになんら力もいらなかった。
扉を開けてさらに奥へ続く部屋へと進んでいく。

「待ちや将軍」
必死にミヌーエを押しとどめようとする侍女を哀れに思わないでもなかったが、それよりも別の感情が上回った。

愛する男に見限られ、意に沿わぬ結婚を強いられ、彼女はどうしているのか。
結婚の儀の間は始終表情を崩さず気丈に振る舞っていたが。
自分は彼女の何を見たいのか。
身の不幸に悲しみ打ちひしがれている姿か。女王としての誇りにすがり強がる姿か。
そして自分は彼女をどうしたいのか。

「私を殺していきなされ」
再びミヌーエの前に侍女が立ちふさがる。
アイシスにこれほど忠実に従うのはもうこの中年の女ただ一人。
(あわれな)
同時に感情が冷めていくのを感じる。
これまで誰ひとり彼の冷たい表情を見たことはないだろう。
――戦場以外で。
若くして将軍の座に就き、上からは頼りにされ下からは慕われ、出来た男と評価されてきたのだ。

「およしアリ」
奥からアイシスの凛とした声がする。
何の感情もない冷ややかな声。
もし忠実な侍女がミヌーエによって殺されたとしても、眉ひとつ動かすことはないのだろう。
(ああ、彼女は)
「おさがり、アリ」
(こちらの方だったか)
ミヌーエをあくまで臣下としてしか見ない。愛する弟にしか心動かすことはない。
(ならば、それでいい)

初めて想いを打ち明けたあの日に思い知ったアイシスの自分に対する感情。
あれしきのことで傷つくなど、なんと青い。

「ご機嫌はいかがか我妻殿」
ミヌーエはアイシスのもとに無遠慮に大股に近づいていく。
ミヌーエの口角がわずかに歪んで上がった。
誰も見たことのない彼の、昏い瞳がきらめいた。

[返信]
Re:箱庭
マンゴー 2015/3/3 (Tue.) 18:56:21
だいぶん前に妄想仕掛けてたミー×アイ話です。
ブログで戦国パロ、柴田×市パロを考えてたら思い出しましたわ。
なんか陰気な方向にいきそうだから裏でやりたい☆
続くかはまだわかりません。てへ。

[205] ユウコさま
[作者検索]

マンゴー 2014/6/20 (Fri.) 23:55:31
はじめまして〜!
ずっといらっしゃって下さってたんですね嬉しいです〜
面白いいうていただけてありがとうございます〜
嬉しかったので初めてロディ描きました!
ロディってこんなんでしたっけ?
両方から突っ込まれる…おいしいなそれ…と考えてましたらこんなんなりました☆
兄さんも隣に描きたかったけど力尽きましたっ

Re:ユウコさま
ユウコ 2014/6/25 (Wed.) 19:54:21
うはっ
ガチガチの兄貴を見て育った弟の要領のよさと腹黒さったらまさに↑のロディそのもの。
表面はおとなしい顔して裏では・・・てやつです。
思い描いていたロディを見れて感激です!!
ありがとうございました!

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[204] 母さんと僕と時々ロディ。下の続き
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マンゴー 2014/6/9 (Mon.) 19:32:33
そもそもハーレクインをお手本にするところで母さん間違ってる。

久々に書いたら手が釣りそうw

Re:母さんと僕と時々ロディ。下の続き
ユウコ 2014/6/18 (Wed.) 20:36:45
はじめましてユウコと申します。
長年ロムっておりましたがヒトコトだけ・・

面白すぎます。

ライアン・ロディの2人から突っ込んでいただけたら最高ですが。。

[上書き] [コメント]

[203] 母と僕と時々ロディ
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マンゴー 2014/6/9 (Mon.) 17:23:21
母:まあ、ライアン!わかってくれたの♪
ラ:ええ、何冊かタイプ別に読んでみました。
そうですね、この何がどう展開しようとハッピーエンドを貫くという方針は感心します。
例え余命が宣告されていようとも奇跡の生還を果たしますね。
そして相手役が億万長者のパーセンテージ、これは高いと想像してましたが、これほどとは…。
しかしバリエーションは様々ですね。国籍別にいうとシーク系がジャンルとして確立されてるというのが注目です。イタリア系、南米系も人気のようですな。フランス系は人気がないようだな。やはり小柄、というのが性的に魅力がない要因なのでしょうかね。
驚くべきはヒロインのバージン率。
女性の夢と理想がつまった小説においてこれは何を象徴しているものなのか…
母:そんな分析どーでもいいわっ。
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