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限界の一歩先
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有働
2006/10/29
もうアカン。 もう無理や。 一歩も前へ進めへん。 汗が目に入って涙に変わる。
今日、クラスメートは恋人と映画やて言うてた。 家族で温泉へ行くヤツもいる。 オレは休日なんて関係なく朝から晩まで練習練習。 体のいたるところがギシギシ痛むし、声はかすれてもう出ぇへん。
なにしてるんやろう、オレ・・・・・。 オレかて普通の高校生みたいに遊びたいし、なにより恋人に会いたい。 練習が終わって飯も食わんと走って会いに行っても一時間で門限や。
くそッ!! もういやや!! こんな地味なことばっかりやってられっか!
そう心で叫んで、汗(涙)をぬぐい前方を睨んだ。 震える足を一歩前へ出してみる。 それからボールに向かって、オレはまた走り出すんや。
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